| ヴィーラント・クイケン ブリュージュ及びブリュッセル音楽院でチェロを学ぶ。在学中に古楽と古楽器への興味を深め、ヴィオラ・ダ・ガンバを独学でマスターする。1959年にバロック音楽のグループ、アラリウス・アンサンブルを組織、1972年にはクイケン古楽グループを結成、F.ブリュッヘン、G.レオンハルト等の共演者を得て、オリジナル楽器による優れた演奏を展開し、古楽器界の先頭に立つ巨匠の一人となる。今日の古楽の隆盛は彼の功績に依るところが多い。ブリュッセル及びハーグ王立音楽院の教授として、多くの演奏家を育ててきたが、昨年引官し、現在、演奏の他、指揮者としても活躍している。古楽の父、古楽界のカザルスとして慕われている。 千成千徳 ベルギー王立ブリュッセル音楽院卒業。ヴィオラ・ダ・ガンバをヴィーラント・クイケン氏に師事。ヴィオラ・ダ・ガンバをプリミエ・プリ、室内楽を特賞付プリミエ・プリを得て卒業後、ナミュール市教会音楽、教育音楽研究所（I.M.E.P）の教授となる。また同時に王立アントワープ音楽院で教鞭をとる。王立ブリュッセル音楽院、特賞付プリ・デ・エクセランスを得た後、1978年ボストン、ロンジー音楽院に招かれヴィオラ・ダ・ガンバ、室内楽を教える。1979年ニューヨーク・カーネギーホールでデビューリサイタルを行う。その後、日本各地、ヨーロッパで演奏、教授活動を行っている。 |
